「うちの亀が全然餌を食べない…」
「もう1ヶ月も食べてないけど、これって大丈夫?」
飼い主なら、亀が餌を食べなくなると不安になりますよね。
特に1ヶ月も何も食べないとなると、「病気なの?」「このまま死んでしまうのでは?」と心配になるのは当然です。
実は、亀が餌を食べない原因はさまざまで、すぐに命の危険があるわけではない場合もあります。
ただし、状況によっては環境の見直しや病院に行くことが必要になることも。
この記事では、
- 亀が1ヶ月も餌を食べないのは危険なのか?
- 考えられる原因と対策
- 病院へ行くべきタイミング
- 餌を食べなくならないための予防策
などを詳しく解説します!
飼い主として正しい知識と対策を知ることで、亀の健康を守ることができます。
ぜひ最後まで読んで、あなたの亀の食欲を取り戻すヒントを見つけてくださいね!
1. 亀が1ヶ月も餌を食べないのは大丈夫?

1-1. 1ヶ月食べないのは危険?
結論から言うと、健康な亀であれば1ヶ月食べなくてもすぐに死ぬことはありません。
ただし、これは「健康な亀」である場合の話。
もし元気がない、動かない、痩せてきたという場合は、すぐに対策が必要です。
特に陸亀よりも水亀の方が絶食に弱いので注意しましょう。
1-2. どんな種類の亀が影響を受けやすい?
亀の種類によって食欲の落ち方も違います。
- クサガメ・ミドリガメ(水亀) → 水温が低いとすぐに食欲不振になりやすい
- リクガメ(陸亀) → 食欲が落ちても比較的長く耐えられる
特に水亀を飼っている人は、水温をしっかり管理しましょう。
1-3. 季節や環境の変化が影響する?
亀は気温や水温の変化にとても敏感な生き物です。
特に冬場は冬眠モードに入るため、食欲が落ちることがあります。
また、引っ越しや新しい水槽に変えたときもストレスで食べなくなることが多いです。
2. 亀が餌を食べない主な原因とは?

2-1. 水温や気温が低すぎる
水温が20℃以下になると、亀の食欲はガクッと落ちます。
特に水亀は水温が低いと、冬眠に近い状態になり食べなくなることが多いです。
→ 対策: ヒーターを使って水温を25℃前後にキープする
2-2. 餌が気に入らない・飽きた
亀も意外とグルメで、同じ餌ばかりだと飽きてしまうことがあります。
→ 対策: いつもと違う餌を試してみる(乾燥エビ、冷凍アカムシなど)

2-3. ストレスや環境の変化
新しい水槽に変えたり、水換えの頻度が多すぎたりすると、ストレスで食べなくなることがあります。
→ 対策: 水槽のレイアウトを変えすぎない、落ち着く環境を作る
2-4. 病気や体調不良の可能性
目が腫れていたり、甲羅が白っぽくなっていたりしませんか?
これらの症状がある場合は、病気の可能性があります。
→ 対策: すぐに獣医に相談する
2-5. 亀の冬眠と食欲不振の関係
亀は寒くなると冬眠モードに入ります。
しかし、冬眠させる環境が整っていないのに食べなくなると、体力を消耗して危険です。
→ 対策: 冬眠させるなら正しい温度管理をする
3. 亀に餌を食べさせるための対策
亀が餌を食べないときの対策として、まずは環境の見直しをすることが重要です。
また、亀の好みに合った餌を選ぶことも大切。
焦らず、段階的に試してみましょう。
3-1. 適切な水温と環境を整える
水亀は変温動物のため、水温が低くなると代謝が落ち、餌を食べなくなります。
特に20℃以下になると、ほとんど動かなくなることも。
適切な環境を作ることで、食欲を取り戻すことができます。
対策ポイント
- 水温を25~28℃にキープする(水温が低いと食べない!)
- 紫外線ライトを設置する(カルシウム吸収や健康維持に必要)
- バスキングスポットを作る(甲羅干しできる場所が必要)
特に冬場はヒーターが必須!
温度が安定すれば、自然と食欲が戻ることが多いですよ。
3-2. 餌を工夫する(種類や与え方)
「いつもの餌に興味を示さない…」
そんなときは違う種類の餌を試すのが効果的!
試してみると良い餌の種類
- 乾燥エビや赤虫 → 亀の大好物。嗜好性が高い
- 魚の切り身(白身魚) → たまのご馳走におすすめ
- レバーやゆで卵 → 栄養補給になるが頻繁にはNG
- 市販のフードをふやかす → 消化しやすく、食べやすい

また、餌の与え方も重要です。
- 食べる時間帯を変える(朝→夕方)
- 少し水中でふやかしてみる
- 手で少し動かして、興味を引く
これらの工夫で食べることも多いので、ぜひ試してみてください。
3-3. ストレスを減らす方法
亀は意外と環境の変化に敏感な生き物。
ストレスが原因で食べなくなることもあります。
ストレスを減らすポイント
- 水換えの頻度を減らす(3日に1回→週1回に)
- 水槽のレイアウトを頻繁に変えない
- 外の騒音を減らす(静かな場所に移動)
ストレスをなくすことで、安心して食べるようになりますよ!
3-4. 食べるまでの観察期間はどれくらい?
「対策をしても食べない…」と焦るかもしれませんが、すぐに結果が出るとは限りません。
環境を整えてから3~5日間は様子を見ましょう。
- 元気があるなら、1週間程度は待ってOK
- 動きが鈍い、ぐったりしているなら早めに病院へ!
4. 亀を病院に連れて行くべきタイミング
「1ヶ月食べなくても平気」とは言っても、病気の可能性もあります。
「様子を見ていたら悪化した…」とならないように、病院へ行くタイミングを知っておきましょう。
4-1. 病気が疑われる症状とは?
次のような症状がある場合は、すぐに病院へ!
- 目が腫れている、目ヤニが出る → 目の感染症の可能性
- 鼻水やくしゃみをしている → 呼吸器系の病気
- 甲羅が白くなったり、ふやけている → 甲羅の病気
- 動きが鈍い、ぐったりしている → 体調不良
4-2. 獣医に相談するタイミング
以下のどれかに当てはまったら、病院へ行くべきです。
- 1ヶ月以上、全く餌を食べていない
- 体重が減っている(甲羅の下が痩せて見える)
- いつもと違う行動をしている(隅でじっとしている、暴れる)
4-3. 亀を診察できる動物病院の探し方
一般的な動物病院では爬虫類を診察できないことが多いです。
「亀を診てくれる獣医をどう探せばいいの?」と困ったら、以下を試してみてください。
- エキゾチックアニマル専門の病院を探す
- 爬虫類を診察できる動物病院に問い合わせる
- 爬虫類飼育者のSNSや掲示板で情報を探す
5. 亀が餌を食べなくならないための予防策
「もう餌を食べなくなってほしくない!」
そう思いますよね。
日頃から適切な飼育環境を維持することで、食欲不振を防ぐことができます。
5-1. 餌の種類と与え方のコツ
- 毎日同じ餌ではなく、バリエーションを持たせる
- 餌を柔らかくしてみる(ふやかす、すり潰す)
- 月に1回、ご褒美として特別な餌をあげる(乾燥エビなど)
5-2. 定期的な健康チェックの重要性
亀は体調が悪くても我慢する動物です。
早めに異変に気づくことが大切!
チェックポイント
- 体重が減っていないか?
- 甲羅に異常はないか?
- 目や鼻に異常はないか?
5-3. 快適な飼育環境の作り方
- 水温は25~28℃にキープ(寒すぎると食べなくなる)
- 紫外線ライトで日光浴できる環境を作る
- 静かで落ち着いた場所に水槽を置く
まとめ:1ヶ月餌を食べない亀に焦らず対応を
亀が1ヶ月も餌を食べないと、誰でも不安になりますよね。
でも、慌てて間違った対応をしてしまうと、かえって亀の体調を悪化させてしまうこともあります。
今回の記事では、以下のポイントを解説しました。
- 1ヶ月食べなくてもすぐに命に関わるとは限らないが、体調次第では注意が必要
- 水温やストレス、餌の内容などが食欲不振の主な原因
- 適切な環境を整えることで、多くの場合は改善が期待できる
- 異常な症状が見られたら、早めに動物病院へ相談することが大切
- 日頃からの予防と観察が、健康維持のカギ
大切なのは、原因を見極めて、落ち着いて対処すること。
あなたの亀が再び元気に餌を食べてくれるよう、今回の内容をぜひ参考にしてくださいね。
飼い主の愛情とちょっとした気づかいが、亀の元気を支える力になりますよ!